大国主大神さまにおすがりするしかない
なんでも叶う神仏はなく、なんでも当たる占い師や霊能者はない
しかし、それでも頼るものを必要とするのが人間である
おすがりするのは出雲大社の大国主大神さましかない
人間、生きていると必ず悩みというものがあります。小さなものであればまだよいのですが、どうしようもない大きなものもあります。自分に関しての悩みもあれば、家族や仕事など周りについてのものもあります。簡単に解決できるようなものなら、それは悩みではありません。大きな悩みを抱えて困っている人はたくさんいます。
これをご覧になったあなたもそうかもしれません。
何でも叶う神仏は無し
悩み事があったり、お願い事がある時、日本人は昔々から神に祈りました。仏教が入ってきてからは仏にも祈りました。これは大切な事であって、また人間の自然な気持ちとも言えます。
しかし、いかなる神仏であっても、何でもすべて願いを叶えてくれるわけではありません。それもまた事実です。自分がこんなに一生懸命にお願いしているのにちっとも叶えてくれない、と嘆く人もいます。その気持ちはわからないではないですが、みんなわかっていることではありますが、何でも願いを叶えてくれるわけではありません。
何でも当たる占い師や霊能者もない
人生で迷うことがあったとき、占い師に見てもらう人も多いでしょう。どちらの道を選ぶべきか迷ったり、このまま進んでいいのかなと不安になることはあります。そんな時に占いに頼るというのも不思議な事ではありません。神社にもおみくじがあります。
ほとんどの占いというのは元ネタがあってそこから結果を当てはめます。ではその元ネタは一体何からという話になりますが、最終的にはそこにある不思議なもの、力を信じるか信じないかということになります。また、よく当たる占いというのがあれば、それは誰にでも当てはめることができるものだと言われています。フリーサイズの靴下のようなもの、と言った人はするどいところを突いています。性格にしろ人生の判断にしろ、ずばり言い切ってしまうと外れた時にまったく信じれなくなってしまいますから当然な事です。
いわゆる霊能者を捜すという人もいます。昔からいましたが、スピリチュアルブームの影響で、ますます増えてきたように思います。何も話していないのに自分の悩みを霊能者にズバリ当てられた、というような体験談はよく聞きますし、そのような不思議な力を持った人がいるようです。ただ問題なのが、そういう力は非常にあやふやであることです。
テレビに出てくるような有名霊能者でも当たらない事もあるようです。悩みの原因などは100%当たってないと相談者としては困る事ですが、そこまではなかなか難しい。さらにそんなに力がないけど霊能者を自称する人もいます。大半の人には見えない世界ですから最初から詐欺の人間もいます。
霊能者を捜している人は結局、いろんな霊能者の間をぐるぐる回る事になります。ある霊能者が当たると聞いて行ってみる。当たればしばらくその人を頼るけど、そのうち当たらない事もあると他の霊能者を捜し出す。それを永遠に続けている、ということになりがちで、そういう人を何人も知っています。
他にも修験者だとか陰陽師だとかスピリチュアルヒーラーだとかを頼ろうとしますが、こちらも私たちが求めているような力を持つ人はほとんどいません。術を施してもらって、その時は何か気分が良くなった、なんかうまくいくような気がしてきますが、またそのうち元に戻ってしまいます。
力は完璧ではなくても、実際に会って信頼できる人柄の人についていけばよいと思うのですが、ネット時代ですからまた他のものを探そうとしてしまう人が多い。結局「出口のない迷路でぐるぐるしている」ことになってしまうのです。
そういう方にはっきり申し上げています「あなたが探しているものはこの世の中にはありません」と。あなたの悩みをすべて解決してくれるもの、あるいはあなたの不調を一掃してくれるようなものは、残念ながらこの世界にはそんざいしない、ということです。
霊能者などをぐるぐる回っているうちに、みんな薄々は気づいているのです。結局は自分が頑張ることが必要なのだ、あるいは、どうにもならないから自分の心のありようを変えなければならない、ということです。
大国主大神さまにおすがりするしかない
とはいえ、人間はそんなに強いものではありません。
自分ではどうにもならない事もあります。大きな悩みで潰されそうな事もあります。ひとたび自分で頑張ろうと決意しても、心が不安になる時は必ず来ます。やはり人間は頼りにしたいものが必要なのです。そんな方々へお話ししたいことは、
出雲大社の大国主大神さまにおすがりしなさい
ということです。
大神さまは縁結びの神さまとして知られていますが、それだけではありません。因幡の白兎を助けられたように慈悲深い神さまでもあり、また打ち出の小槌を持たれた福の神と呼ばれ、医療を広められた神さまでもあります。国造りをされた大神さまは高天原から降りてこられた皇孫にこの国を譲られます。その代わりに目に見えない世界、神の世界を治められる神さまとなられた、つまり、神さまの世界の神さまとなられたのです。
すべてを投げ出しておすがりするのは、大国主大神さましかないのです。
大国主大神さまを信仰して、お守りいただいて、明るく前向きに生きていきましょう。そのためにどうすればよいのか、出雲大社紫野教会ではすべてお教えいたします。ぜひ、一度その門を叩いていただきたいと思います。これも何かのご縁、遠くの方も、一度は京都紫野(むらさきの)の地へお越しください。
問い合わせ
大国主大神さまに助けていただきたい、そう思う方は出雲大社紫野教会に直接ご連絡下さい。
<お問い合わせの方法>
・電話 075-491-2943 不在の場合は携帯に転送となります
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※出雲大社紫野教会は、全国にある出雲大社教の分祠分院教会講社の一つです。大国主大神さまの御分霊をお祀りし、御神徳を広めています。
<このページの筆者>
中島隆広 : 出雲大社紫野教会、教会長
昭和46年京都府生まれ。名古屋大学経済学部卒業、会社員の後、パソコン部品のインターネット通販の会社を起業して経営する。会社売却の後、國學院大學神道學専攻科に入学し、神主となる。
★教会長中島の本が出ました!
日本人が伝えてきた心、そして生き方を、神道、神さまの話を中心としつつ、語った本です。相当な時間を掛けて作り上げました。ぜひ一度お読みください。