神壇とは
神棚をお祀りしていると、もっと良い、また大きな宮形にしていきたいと思うようになってきます。
・お札の枚数がどんどん増えてきた
・お札より上級のもの(出雲大社だと御神像など)をお祀りしたくなった
・大きな木札などをお祀りしたくなった
・御祈願を受けたら大きなお札を頂いた
といった理由からです。
現在の宮形の大半は、神宮大麻のような紙製で薄い板のお札を納めることを前提に作られています。ですので、高さもギリギリで奥行きはさほどないものがほとんどです。
また、いろんな神社にお参りしたり、お供えしたりすると、お札がどんどん増えてきます。現在高級な宮形は三社式が多いですが、三社以上になると、三番目に多数お祀りするのかということになりますし、五社式、七社式という宮形もありますが、どんどん横幅だけ広くなって、しかもきりがありません。
神壇
そこで、もっと熱心に神さまを信仰する人にふさわしい宮形は何か、いろいろと探してみました。結論としては大型の神棚である「神壇」がよいであろうという結論に達しました。
形は箱形になっています。宮形には箱宮という形式があり、形としてはほぼ同じですが、箱宮は紙製のお札を前提のものもあります。神壇はもう少し大型のものになります
神壇の例をあげてみます。このような外観のものです。
高さ63cm、幅51cm、奥行48cm
御簾、神具セット付き
価格202,000円(配送料、出雲大社紫野教会祈祷料込み)
専用台もあります。
台有りの場合は高さ107cmになります。写真には写っていませんが、同様に御簾、神具セット付き
価格245,000円(配送料、出雲大社紫野教会祈祷料込み)
どちらも材質はヒバ材です。もちろん国内で職人による生産です。
神棚として神さまをお祀りすることもできますし、祖霊舎(みたまや)として先祖をお祀りする用途に使うこともできます。
御扉を開けたところには中が見えないように幕があります。
また、扉を開ける際に音がします。これはわざとそのように作ってあります。神社の社殿でも同じですが、ここも職人技です。
扉部を外した内陣はこのようになっていてかなりの余裕があります。内陣の高さは29cm、幅45cm、奥行15cmです。紙のお札なら相当な数、大型の木札でも問題なく置けます。また祖霊舎の場合には角柱形の霊璽をいくつか納めることができます。
神具セットは神鏡、三方、土器のセット、榊立て、真榊が含まれています。これで最低限必要なものは揃っています。
御簾は下まで広げられません(今見える部分だけのもの)
写真の御簾は赤色ですが、青色(見た目緑っぽいですが)を選択することもできます。
手前に引き出せる棚があります。他にお供え物をするときに使えます。
また引き出しがありますので、拝詞集などを納めておくことができます。
扉を閉めるとこのような感じです。いつもは開けておいて、掃除の時だけ閉めるというので構いません。ほこりや油が多いところでは反対にお参りする時だけ開ける方がよいかもしれません。
別売りの専用台はこのように物を納めておくことができます。
全体的にはこのような外観です。
この程度の大きさでしたら、都市部の住宅やマンションでも置ける大きさだと思います。
もっと大型のもの、桧を使用したものもあります。(本体価格は50万円越えてきます)
そちらの方に関心がある場合はお問い合わせ下さい。
設置の手続き
この神壇について関心がある方は出雲大社紫野教会までご連絡下さい。大きなもの、かつ高額なものになりますので、電話メールなどで入念に打ち合わせを行って、納得していただいてからお送りいたします。
お渡しする前に出雲大社紫野教会にてお祓い、また神棚/祖霊舎としてその家で使用することを奉告する祈願祭を行います。その後宅配便で発送いたします。出雲大社のお札である御玉串もお送りいたします。(だいこくさま御神像などに変更することもできます)
なお、別途交通費かかりますが、直接お持ちしてお宅で神棚祭を行うこともできますし、遠方の場合は宅配便でお送りし、神職が別途訪問してお宅で神棚祭を行うのも可能です。教会長が喜んで参ります。
お問い合わせ
神壇については、お気軽に出雲大社紫野教会にご連絡下さい
電話(075-491-2943)あるいは、お問い合わせのページからご連絡下さい。
その他質問等あればお気軽にお寄せ下さい。
※「出雲大社紫野教会」は全国に100以上ある出雲大社教の分祠、分院、教会、講社の一つです。京都市北区で大国主大神さまをお祀りし、ご参拝、ご祈願ができます。また、お札お守りなどの授与を行っています。気軽にお参り下さい。
→出雲大社紫野教会について
<このページの筆者>
中島隆広 : 出雲大社紫野教会、教会長
昭和46年京都府生まれ。名古屋大学経済学部卒業、会社員の後、パソコン部品のインターネット通販の会社を起業して経営する。会社売却の後、國學院大學神道學専攻科に入学し、神主となる。
★教会長中島の本が出ました!
日本人が伝えてきた心、そして生き方を、神道、神さまの話を中心としつつ、語った本です。相当な時間を掛けて作り上げました。ぜひ一度お読みください。