いづもおおやしろ むらさきの きょうかい

出雲大社紫野教会


   
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 人生の目的とは何か、神道で考える

 
 最近、人生とは何のためにあるのだろう、何を目的に生きているのだろう、と悩む方が増えています。

 経済的な豊かさを手に入れることが目標であり、実際に手に入れてきた高度経済成長期には、多くの人はその命題について、あまり深く悩まずに済みました。また、社会のしきたりや慣習が弱まってきました。昔はある年齢に達したら働かなければならないし、結婚もしなければならない空気がありましたが、それも薄れ、いろんな面で自由を得ることができました。
 ですが、経済的な豊かさと自由を得て、日本人は幸せになったはずが、どうもそうではありません。

 豊かさと自由を追い求めている間は、追い求めていること自体が人生の目標となり、それに沿った生き方をすればよかったわけです。しかし、実際に手に入れてしまって、そしてそれが当たり前になってしまうと、何を目的にして生きていけばわからなくなってしまった、というのが日本人の不安感の根底にあるものだと思われます。このあたりで一度「人生の目的とはいったい何なのか」を考え直してみるべきではないか、と思います。


 では、神道においては人生の目的とはいったい何なのでしょう。神道は昔からの日本人の思想が
引き継がれたもので、シンプルなものですから、次の一言で言い表せます。

 「日本の良い国にして次代に引き継ぐこと」

それしかありません。

 大切なのはこれを日々の暮らしの中で実践していくことです。
 働くということも単にお金を得る、ということだけでなく、自分の仕事がお客さんのためになっているか。社会に役に立っているのか、考えて行うことが必要です。他人を騙しても自分さえ儲ければそれでいい、というのではやはりいけません。

 そして、やはり社会の基本である家庭が大切です。家庭を営み子供を産み育てていく、というのは日本を時代に引き継いで行くためにはもっとも重要なことです。最近は家事や子育てを軽視したり、家庭さえも解体していこうという動きもありますが、これに左右されず、良い家庭を自分たちで築き上げるというのが、社会に対してのもっとも基本的な、大切な貢献であるといえます。

 言われてみれば当たり前のことだと思われたかもしれません。
この当たり前の、そして自然な真理にみんながもう一度気が付いた時、日本はずっと良い国になり永遠に発展していくことになるのです。

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<紫野教会長が書いた本です>